google1ddf4f7d92ae845a.html

ドレスは脱ぎ捨てた

更新はまちまち。

12/3 キャラメルマキアート

学校に着いてからいきなり、今すぐキャラメルマキアートが飲みたい!という気分になった。乾燥のせいか今日起きた直後から喉が痛くて、ちょうど昨日、同じアパートに住む友人からもらったジンジャーの喉飴を舐めた。時刻を見れば始業時間の9時を1分過ぎていたけれど、まだ2人来てないし、先生も来てないからセーフだ、と自分に言い聞かせ急ぎ足で10mくらい隣のいつものパン屋にキャラメルラテを買いに行った。休憩時間にもまたパンを買いに行くだろう。

注文したら、レジとは別の女の人が店の奥から出てきて、ああ、いつもの君ね。なんて顔をされながら、Hi,と声を掛けられたから、Hallo,と返しておいた。Halloは、Helloのドイツ語綴り。

その女性と、レジの女の人と、わたししかいない9時数分過ぎのパン屋。

行き同様足早で教室に戻ったら、たった数分間の間に、さっきいなかった人たちも、先生も、もうみんな来ていた。このマキアート、私がそもそも甘いコーヒーを飲まないこともあって統計の母数は限りなく少ないんだけれど、今まで飲んだマキアートの中で1番美味しかった。でもこのパン屋の飲み物は高い。量と値段のそれを考えると、スタバより高いことになる。でも美味しい。パンは安い。

家に帰って、母が作ってくれたオムレツを食べた。

月曜日は、夕方からもうひとつ音楽学校のある日。朝は傘をささなくても良い程度だけれど雨が降っていた。音楽学校に向かう為に外を出る頃には晴れていて、それが嬉しかったから一駅歩いた。今日は4度くらいあったから、あんまり寒くなかった。手袋なしでも全然へっちゃらだ。

レッスンの時は、もちろんピアノが弾きやすいような格好をしていく。今日はTシャツと黒いパーカーに黒いストッキング、黒い短パン。前髪が上手く作れなかったけれど、新しく買った香水をはたいてからマフラーを巻いてコートを着てポケットに手を突っ込み足を進める。

空を見上げれば、水色と生成色の曖昧な模様が浮かんでいる。すぐそこから天使が降りて来そうな色で、悪くない。最寄り駅から地下鉄でKarlsplatzまで行きそこから更にバスに乗っていたら、今度はバスの大きな窓越しに夕焼けが現れた。携帯をいじっていた手を止めて、前方をずっと見ていた。冬の雨上がりのそれは一段と綺麗で眩しくて、風や空気がスワロフスキーのようにきらきらと光っていた。バスを降りてからも、夕焼けを見ながら歩いた。