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ドレスは脱ぎ捨てた

更新はまちまち。

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バイト先はいい感じだ。みんな優しい。アルバイトは前からやらなくてはと思っていたのだけれどどこでやったらいいのかわからなかったしいまいちやる気が出なかった。今回は求人を見てすぐ履歴書を出して面接をして、とんとん拍子に決まって、やっぱりタイミングというものはあるし、導かれるべくして導かれたと感じる。私はつくづく恵まれているなあ。

僕を忘れた頃に
君を忘れられない
そんな僕の手紙がつく

くもりガラスの 窓をたたいて
君の時計を とめてみたい
あゝ 僕の時計は あの時のまま
風に吹きあげられた ほこりの中
二人の声も 消えてしまった
あゝ あれは春だったね

僕が思い出になる頃に
君を思い出にできない
そんな僕の手紙がつく

風に揺れる タンポポをそえて
君の涙を ふいてあげたい
あゝ 僕の涙は あの時のまま
広い河原の 土手の上を
ふり返りながら走った
あゝ あれは春だったね

僕を忘れた頃に
君を忘れられない
そんな僕の手紙がつく

くもりガラスの 窓をたたいて
君の時計を とめてみたい
あゝ 僕の時計は あの時のまま
風に吹きあげられた ほこりの中
二人の声も 消えてしまった
あゝ あれは春だったんだね

 

春/吉田拓郎

12/27

バイトの面接に行って帰りにセブンイレブンでアイスを買った。2023年も終わる。今年は大きな変化もあったけれど全体的には停滞していた。このままだと人生やばすぎるから来年はもう少し頑張りたい。

ないものをねだるより今自分が持っているものに感謝を。

平穏と退屈は似ているけれど少しだけ違う。言葉に表すのは難しいが境界線というのは存在する。

小さな不快さの積み重ねが絆になるというのなら、小さな絶望が積み重なった先には何があるのだろう。

12/22

週明けから調子が悪い。火曜日に病院へ行って問診と血液検査と内視鏡検査の予約をしてから木曜日まで寝込んで今はマシになった。食後に薬を飲んでいる。

回覧板のちらしで家の近くの市の施設がバイトを募集していたから週末に書いた履歴書を出しに行った。事務とか受け付けとか花壇の植え替えとかするらしい。 

履歴書ひとつ書くのにも親に隣にいてもらわないとできない22歳ってどうなんだろうね。あなたの自己肯定感の低さはどこから?私は親がいないと何もできない無力さから!

そこから買い物に行ってサプリとお菓子を買うつもりだったけれど、お菓子は買わず代わりに本を3冊買った。まだ積読とか読んでいる本とか途中まで読んで放置している本とかいっぱいあるにも関わらず。でも本を買うときの高揚感はやっぱり特別だよねー、早く読みたいな。この本は私をどんなところへ連れて行ってくれるのだろうとか。あと、1月22日は森見登美彦の新刊が発売される日!忘れずに買いに行かなくっちゃ。

夕方頃に電話がかかってきて面接の日時が決まった。

最近はHUNTER×HUNTERキメラアント編を観ることと村上春樹が翻訳したロング・グッドバイ梨木香歩のからくりからくさを読むのに忙しい。キメラアント編はHUNTER×HUNTERが大好きな友達の言葉の通り本当に傑作で全ての少年漫画の礎だと思うし、ロング・グッドバイは話が複雑で言い回しも複雑だから理解するのに時間かかるため調子の良い日の調子の良い時間帯にしか読めない。海外特有の比喩とか皮肉が私はいまいちわからない。とはいえ物語も終盤であと100ページ未満程度しかないから年内には読み終わりたい。からくりからくさは前半の方を読んだのは1年から2年も前だから割と忘れているけど半分くらいまで読み進めて物語が動き出した。ロング・グッドバイよりは読みやすい。こちらも年内に読み切りたい。他には寝る前に友達が貸してくれた詩集を1篇だけ読むことにしている。青い表紙と黄色の帯は友達のLINEのアイコンとすごく似た色をしている。

無印良品で買った洋服ブラシでコートやニットをブラッシングしたら羽毛立ちが取れて綺麗な状態に戻ってすっかり嬉しい。ブラッシングしている時の振動が気持ちよくてハマりそう。

風はいずこより

テーマの「苦難」に触れた時、星野さんは言われた。
「人々はなぜか苦難を、先ず不幸と結びつけて考えますね。苦難は不幸であるという先入観があるのですね」

そう言う星野さんの顔は明るく笑っていた。つまり星野さんは、苦難の最中にあっても、決して不幸にならずに生きていけるのが人間だと言っているのだ。私は大きくうなずいた。
マタイ伝の五章にも、人間の幸福についてキリストは述べていられるが、そこには決して、健康な者、金のある者が幸であるとは書いていない。神は人間が何を失った時に不幸になるのか、ご存じの上で人間を創造されたのであろう。私は改めてそう思ったことであった。

 

三浦綾子 風はいずこより 53ページ