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7/18 0715

7月15日でウィーンに来てから1年が経った。遠回りしたり道草食ったこともあるけど、ドイツ語力の伸びはだいぶ感じている。ピアノも、先生や周りの友人や環境に感化されているな、と思うのでそれを形にできるようにもっと頑張りたい。次のゼメスターからは2つくらい講義を取るつもりなのだし、時間配分に気をつけよう。

感謝の気持ち、というのを私はしばしば忘れてしまう。胃が痛くなるまで飲むとか、親の心配を振り切って朝まで帰らなかったりなんてことがあったけれど、

今の生活は私が選んで暮らしていて、それは普通のことではないということを自覚して、それでもついてきてくれているお母さんやたまにラインをくれるお父さんへの感謝の気持ちを忘れずにこの留学生生活を続けていきたい。

そういえば最近はよくお父さんにラインを送っている。行ったところとか。特に理由はないんだけど、やっぱりしないよりはする方が嬉しいのかな、と思って。あと日本人以外の人種の人と関わるようになって思ったのは、家族愛とか友達愛が強いんだなって。飛行機で1時間2時間程度の人はほんとにしょっちゅう故郷に帰っている。そういうのを見ると自分はしょっちゅうは帰れないが、せめてラインくらいは送ろうかな、なんて気持ちになるのだ。

5/27

孤独との付き合い方がよく分からない、これから生きていく中で分かるようになっていけるのかも分からない。

 

子供時代とか学生時代とか十代とかのうちに手に入れられなかったものに人は執着するみたいな言葉をよく聞く、

今までの自分の人生に後悔はあんまりしないようにしているけれど、子供で学生で十代の今の自分に足りてない物とか今のうちにしか手に入らないのに手に入れられなかった、手に入られそうにない物、それがだいたい何か分かっている、これからそれに執着して生きていくのか〜と思うとちょっと怖い。意識的には執着しないで生きていきたいと思ってはいるけれど。

 

私が孤独や絶望に苛まれている間に、私ことを傷つけたり悲しませた人たちが私にないものを持ちながら楽しそうに生きているのが悔しい。

苦しみや憎しみや孤独から解放されたい。私はいつか死んだ時、どこに行くのだろう、暖かくて穏やかなところがいい。カラフルな綿飴のような場所に行けたら私は嬉しい。

5/2

他人のことを憎んだり、少しだけ愛しくなったり、別れ際は寂しくなったり

ノート一面に書き尽くした死ねだとか、隣にいたあなたのことをその瞬間めちゃめちゃ愛したくなったりだとか。

先のことを考えては暗い気持ちになったり、

日本に逃げたくなることもしょっちゅうあるけれど、一緒に成長しようと言ってくれる友人がいてくれるからもう少し頑張りたいと思う。

どこにでも行けるしどこまでだって行きたいのに、それでも時々立ち止まりたくなったり振り返りそうになるのを自分に言い聞かせながら堪える。会わない人間のことを考えていてもどうしようもないよね、もっと遠くへ行くべきかもしれない、とか。

隣の友達の話を聞き流しながら、柵越しに覗く猫のことについて考えている。

晴れていて風のない日のマリアヒルファー通りを、あなたの教えてくれた音楽と共に歩いている時は、幸せと、会いたくなる気持ちが混ざって心の中がわたあめみたいになる。

心が折れた!!やってられないぜ!!と嘆いては疲れ、そしてぱたりとベッドに横たわっては、眠る。くたびれた白いシーツや腕の感触を肌で覚えている。

朝日が登った頃にあなたの部屋から抜け出してもう電話には出ません。

5/1 5月

5月になった。ひとつの記憶から、もがいても抜け出せないままの私にとって1番怖いのは月が変わることだと思う。

その記憶から遠くへ、自分の意思と関係なく来てしまったような気になるから。

遠くへ行くと少し寂しい。

遠くへ行きたいけれど、行こうとすると苦しくなる。

4/29 アイアン・メイデン

日曜日に拷問博物館というところに行った。もっとも、戦争や命の尊さ云々より単純な好奇心、だけれど。地図で見た限りだと生活圏内にあるんだな、程度だったけれど実際行ったらそれがよく通る公園にひっそりと入口が佇んでいたから驚いた。今まで全然気がつかなかった。昼下がりの太陽の下では子供達がのびのびと遊んでいる。

クロゼットの扉のように狭い入口の扉があって、階段を下っていく。チケットを購入したいのに人がいないなあと思っていたらおばさんがさっと現れてきたので思わず悲鳴をあげてしまった。

 

結構小さかったけれど第二次世界大戦の際に使われた防空壕を改装しているらしいのと、更には(恐らく首や手脚なんかを)切る音や野次馬の歓声やカラスの鳴き声のBGMがついていたりで、ちょっとしたお化け屋敷みたいだった。メジャーなものだとアイアン・メイデンとか火炙りとか水責めとか置いてあった。

鎖で繋いだトランプを体に貼り付けて見世物にされているイラストが壁に貼ってあって、それが結構好きだった。

 

そのあと歩いて家まで帰って、途中にMariahilferkirche (kirche=教会)があったのでついでに入った。ここの教会は天井が可愛い。ミサが終わった後だったようで、おじさんが掃除をしていた。

拷問博物館に行った後に教会に行くとは、なんともいえない、と友達が言っていた。

 

日本だと明治大学にあり、そっちの方が規模が大きいのだとか。

4/29 寝坊

寝坊した。寝た時間が遅くなったので、起きる時間も少し遅く設定する為に変更したつもりだったのに、保存を押す前に完了を押していて、目覚ましを切ってしまっていたみたい。よくあることだ。

10分くらいの遅刻で済んだので良かったけれど、先生にちょっと遅れる!とメッセージを送ったら、今日から3日だけ先生が違うことを思い出して取り消した。このクラスの授業も、あと4日かー。なんて考えていたら、

私と私の隣とその隣の友達たち、なんとトップスがピンク!!3人で顔を見合わせて笑った。

 

下の階にいる友達に、ちょっと窓開けて上を見て!とラインをして、そこで私は同じ位置の窓から顔を出して下から友達を見ていた。しょうもないことは分かっているのだけれどこういう風に上下で会話をしてみたかったので友達が付き合ってくれて良かった。

 

紫っぽいピンク→ピンク→肌色っぽいピンクだった、という話を今日会った友達にしたら、グラデーションじゃん、と突っ込まれた。ほんおだね。